自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
届いた服を整理する瞬さんの背中に話し掛けた。
「瞬さん……シフトのことで相談なんすけど…」
「あー!それ俺も思ってた。お前は銀と立場が違うんだ。せいぜい4日にしろ」
「嫌……5日じゃダメですか?」
「学生は勉強バカ!銀のためとは言え、もう少し自分を優先しろ」
結局、俺のシフトは半ば強引に瞬さんに変えられた。
シフトは週4日。
あ、でも来週は5日入ってる!
「シフト表眺めんのはあとで!今日も逆ナンとスカウトされて来い!」
「嫌ですよ!俺は単純に接客したいだけなのにー!」
「ったく働き過ぎなんだよ諒哉は〜……」
だって、友達が一人で苦労してんの見るのって嫌じゃん?
苦労分けたら負担減るだろ。
俺は頼ってほしいのに。
でも、シフトが減ったけどその分蘭子との時間は増えた!
良かったのかな、これで。
「ほんとにカッコイイわね!ね、バイト何時に終わるのっ?」
「彼女いるんですいません!」
今日のバイトもこんな感じで逆ナンされてっけど………
頑張りますか〜!!