自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
学校が終わるとバイトに向かうのは、もう俺の日常化。
ショップに行って裏の休憩室へ行くと、銀が仕事の準備中。
こんな時間に、ここにいるなんて珍しい〜。
「銀たん今から?今日遅くない?」
「あぁ。瞬さんに変えられた。少しは子育て手伝えって」
「瞬さんらしいな。ありすちゃんも夏芽も元気?」
夏芽ってゆうのは、ありすちゃんと銀たんの愛娘。
夏生まれだから夏芽ちゃん!
「元気。でも俺が仕事でほとんどいないせいか抱っこしたら泣かれる……」
「近所のおじさんぐらいに思ってるんじゃね?」
「俺、父親なんだけど……。いる時は、オムツ替えも着替えも、風呂も入れてやってんのにな」
お、おぉ〜……子供って、可愛いけど正直過ぎるってほんとだな。
実際、俺も真夕美さんと瞬さんとこの亜夕に拒絶されたし………
怖い!!
「でも、すっげー可愛い。顔も性格も、ありすにそっくりなんだよ」
「ノロケんなよ〜。まぁ、幸せそうで何よりだ」
「……ありがとな、諒哉」
「別に〜♪銀たんがデレるなんて!」
「うっせー」
俺、一安心っす。