自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



次の日、あたしが学校の玄関に向かってると背中に違和感……。


「おはよー♪蘭子ちゃん!」

「あ。ありす。おはよ」

「ねぇねぇ、蘭子ちゃん一緒に教室まで行こう?」

「いいよ」


ありすと二人で靴箱にいると、男四人に囲まれた。


うわぁ………めんどくさ!!



「君らかわいいね?なん組?」

「ジャマ。よけて」

「感じ悪いなぁ~。あっ、君は?」

「へ、へっ!?私は……そのっ……」

「はぁー………ほら。行くよ」


ありすの腕をぐっと引っ張り男達から抜け出した。


なんで、あたしがこのちっさい女のこと連れ歩いてんの!?


意味分かんないし……。



「蘭子ちゃん!ありがとう……」

「あーゆうの無視しないとダメ」

「はーい……」


ありすと二人で廊下を歩いてると妙な違和感。


さっきから、1年しか廊下歩いてない気がする……。


2、3年に会ってない。


妙だ……おかしい。


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