自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
朝の人通りの多い廊下を歩けば、自然と感じる視線。
この3人が集合してるとこ見るのは2週間振りだから、みんな興味津々!?
そんなに俺らのこと見んなよな~!!
「なぁ、諒哉」
「なんだい銀たん?」
「反省文書いたか?あれ、かなりめんどくさくて1行しか書いてねぇけど」
「あ………はははっ」
「やらかすと思った……」
本気で忘れてた停学中の宿題の反省文。
めんどくさいけど、朝から担任に怒られますか~。
銀だって反省文書いたとは言え、たったの1行じゃん!?
まず、反省文の紙自体を無くしたし……。
「そんなんじゃ、銀と諒哉もっかい停学じゃねぇの~!」
「ふざけんな。停学とか暇過ぎてもう勘弁」
「俺も~。さすがに2週間、蘭子ちゃんに会えないのは精神的にツライ」
「諒哉は結局、蘭子ちゃんかよ」
俺のテンションは、蘭子ちゃんに会えるか会えないかで決まるわけ。
今日は久しぶりに蘭子ちゃん~♪
あれから、少し元気になってくれたかな?