自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
久しぶりに晴れた快晴の帰り道。
隣には俯き気味に歩く蘭子ちゃん。
やっぱ仕草一つ一つが可愛いなぁ~なんて思って。
俺は相当、蘭子ちゃんにハマってる。
「……ねぇ」
「んー?なぁに?」
「これ、あげる。……そのっ、色々と停学中にも迷惑かけたし……」
「マジか……。ヤベ……すっげー嬉しい」
鞄から出したのは、可愛らしくラッピングされたクッキー。
嬉しくて、やっぱ蘭子ちゃんが好きで、思わず抱きしめる。
金髪に触れて、今はまだもどかしいけど髪にキス。
「近々、告白すっから心の準備しとけよな!」
「は、はぁ!?まず聞いてやんないし!」
「俺は本気だよ。次はここにキスしちゃうつもりだし」
唇をなぞれば、恥ずかしそうに目を逸らす。
俺もびっくりするほど、蘭子ちゃんが好き。