自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
高校を出た先にあるコンビニには5分くらいで着く。
焼きそばパンとヨーグルト。
ヨーグルトってまずどの味がいいんだろ……。
プレーン、イチゴ、ブルーベリー、アロエ。
安定のイチゴにしとくか。
コンビニの袋をぶら下げて、空き教室に戻ると俺のパーカーにくるまってボケーっとしてる。
こんなに隙アリだらけの蘭子ってレアだね。
「……どこ行ってた?」
「コンビニ!どーぞ、お嬢様!これなら食えるしょ?」
「あ……ほんとに買って来てくれたの?」
「もち。あ、俺の焼きそばパンもねっ」
「ありがと……」
ぐしゃぐしゃ頭を撫でると、今度は蘭子から脚の間に座る。
甘えてくるの可愛い~!!
「イチゴのヨーグルト……」
「蘭子がどんな味好きか分かんなくてさ」
「この味が一番好き」
パクっとヨーグルトを口に運んで、嬉しそうな表情。
喜んでくれて何より!!