遠恋
だけど、それは俺の誤解だったみたいだ。
...
俺は光希と同じクラス
てことは友姫も同じクラスなわけで...
初めての席替え。
クジで俺は前の席にあたった。
嫌だった俺は後ろの席のクジを持っている
メガネのヒョロヒョロに交換しろ。と言って
クジを交換してもらった。
後ろの席をゲットした俺が席に座る。
隣の席のやつにヨロシクってゆおうと隣を
みると友姫がいた。
友姫は遠くの席に座る光希をじっとみていた。
「友姫、俺と光希に交換してほしいか?」
俺は友姫が光希をすきってことを知ってた
だから少しからかった。
『え!変わってくれるの!?』
目をキラキラさせながら俺の方に体をむけて
じっとみつめてきた。
髪が赤くて、背中まで伸びては巻かれてる髪
小さな身長、華奢な体に、キラキラした瞳。
誰もが可愛いと思うと俺は思う。
「ばーか、変わってやるかよ」
俺は友姫のおでこを人差し指で
ぽんっと押した。