遠恋
「はい、まず、部屋の番号から言うぞ
さっさと荷物は運べよなー」
芝田は1枚の紙を胸ポケットからだして
広げて、番号と名前を呼ぶ。
私たちの通う高校の桜ヶ丘の先輩もいて
桜ヶ丘の青年会メンバーは円になり
柴田から名前と部屋番号を確認したら
部屋へと荷物を運んでいる。
青年会にまともに参加してるひとは
私の学校に10人しかいないらしい。
でも今日は40人はいる。
私や真凛、光太郎みたいなひとが多いんだと
思う。
部屋の番号と名前が呼ばれていく
真凛と私は511号室
翔琉、光太郎、優真、は611号室。
丁度私たちの真上だった。
エレベーターに乗り、5階で降りる。
一緒に乗っていた
光太郎たちに手をふり部屋を探す。
「あった、ここだよっ♪」
511号室。
カードキーを通して、部屋へ入った。