臆病な恋



授業が終わり、みんな帰り支度を始めていた。





“一階の渡り廊下まで来てください”






雪音は意を決して透斗にメールした。





「雪音、一緒に行こっか?」




瑠佳は雪音に声をかけた。




「いいよ、大丈夫。それよりも前橋くんと2人で過ごして!」




「…じゃあ、明日聞かせてね?」




「うん、分かった」




そう言って瑠佳たちと別れた。








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