臆病な恋



「あ。次、私たちだよ」





体育館に着いた雪音と瑠佳はトーナメント表を見ていた。




「どこと当たるかな…」





「この試合が終わんないと分かんないね」





雪音たちはシードなので、今やっている試合の勝者と戦うことになる。





ピ――――ッ




試合終了の合図が聞こえた。




「勝ったの、3年生の方だね」




「そうみたいね…」





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