臆病な恋



「では始めます」




審判としてやってきたのは瑠佳の言った通り透斗だった。





3セットのうち2セットを先に取った方が勝ち、という簡単なルールだ。



だが…





「うわっ!」




「おわっ!」




「わーっ!?」






さっきから空振りやコースアウトなどでミス続きの雪音。




「ごめんね、瑠佳…」




「ドンマイドンマイ」





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