臆病な恋



次はちゃんと決めなきゃ…!




そう思って頑張っているが、
横にいる透斗が気になって仕方がない。





「──それでは、コートチェンジしてください」




雪音たちは早くも1セットを取られてし
まった。




相手チームは飲み物を飲みに向かった。




「私たちも少し飲もっか」




瑠佳が気を使って言ってくれた。




「うん……」





ガシッ




「…え?」





雪音の腕をつかんだのは透斗だった。









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