臆病な恋



「雪音、飲まなくていいの?」



「あ、今行く!」




雪音は透斗の方を見た。




…さっきより落ち着いてきた気がする




透斗のおかげで頑張れそうな気がした。







──あ、あれ…?




雪音は落ち着きを取り戻し、1セットを巻き返した。




落ち着いてよく見ると、意外と飛んでくるスピードも遅く、狙いどころもたくさんある。







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