臆病な恋



この状況に雪音が戸惑っていると




「おつかれさま」




とても優しい目で見つめてくるので





「高島く…ん?」




見つめられている雪音は耐えきれなくな
り、名前を呼んだ。




「黒川さん、俺さ…」




頭に置かれていた透斗の手が下に降りてきて、頬に触れた。




…え、待って。何この状況!?

私の頬にた、高島くんの手が…っ!!





頭がオーバーヒート寸前の雪音。




その時。




「透斗っ!」







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