臆病な恋

─────
──────────



「雪音ー、呼んでるよー」





同じクラスの子が雪音を呼んだ。





「え、私に?」




「うん、2組の人」






“2組”と聞くだけでドキッとする。






まあ、まさか高島くんなわけ…





「黒川さん、どーも」





「た、高島くん!」






…そのまさかだった。








< 182 / 232 >

この作品をシェア

pagetop