臆病な恋




我が校の文化祭『いちょう祭』まで1ヶ月を切り、みんな張り切って準備をしている。






この前の蒼太の一件も、最初はお互い気まずい雰囲気だったが、今ではまた元通り。






あとはこの文化祭を成功させるだけ…!






「黒川さん」





「うわぁ!!」






後ろを振り向くと透斗が立っていた。






「ど、どうしたの!?」





「一緒に委員会に行こうと思って…」







時計を見ると委員会が始まる10分前だった。







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