臆病な恋
本当にこの人で大丈夫なんかな…
そんな不安をしていたら、あっという間に団結式が終わっていた。
団結式が終わると、すぐに練習に取りかかった。
その間に団長はテキパキと指示を出していった。
おお、意外だ…と思ってみていると、
竜吾さんがいきなり振り向いたので目が合った。
「あ、雪音、こっちで障害物競走の
練習すっぞ!」
「あ、はい…!」
障害物競走には私と竜吾さんを含め5人だった。
どーしよう………
私は焦っていた。
…なぜなら、障害物競走の中にリーム回しが入っているからだ。
リーム回しやったことないのに…!
今からでも辞退しようかと思っていたら
「何かあった?」
と、竜吾さんが心配をしてきた。