臆病な恋



「雪音、遅いよー!」




「ごめんごめん!」




待ち合わせ場所には瑠佳と博文がいた。



時間は5分過ぎていた。





「いやー、寝坊しちゃったよ!」




雪音は遅れたことに言い訳をした。






今日は12月24日、クリスマスイブ。



約束通り、3人でカラオケに行くのだ。







「よし、今日は歌いまくろー!」




瑠佳のテンションがやたら高かった。





「雪音、良い情報があるの!」




「なになに?」




「高島くんのこと!」









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