臆病な恋



「でも彼女いるよ?」




「彼女いるから諦めなきゃいけない、
なんて法律はないけど?」




紗奈絵は励ましてくれてるんだ、と
雪音は気付いた。





「相談くらいしか聞けないけど応援してるよ」




「さ、紗奈絵ぇぇぇ!!!」




嬉しさのあまり、雪音は紗奈絵に抱きついていた。







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