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タイトルに惹かれました 手紙というのは とても気持ちが伝わる そう強く思いました 手紙に込められた想いは 心に響きました
タイトルに惹かれ読みました 最後には利用されていただけという悲しい結果ですが… でも、最後には「感謝しています」 とても印象的な文でした
ある方のただの手紙です ですが、手紙とは本来自身の想いを綴るもの ならば、この手紙には書き主の全てが詰まっていると言っても過言ではありません その全ては 残酷な人の生涯と思われますが、悲哀は生まれませんでした 何せ、その人自身が不幸な人生を不幸と書かずに残酷な結末もあたかも普通の出来事のように書いている 更には恨むべき相手に感謝の意まで示している 何とも不思議な作品でした 形容し難い ですが私が分かった事と言えば、この人はただ物事を受け入れただけの方だと思います 嘆くだけが人生ではなく恨むだけが人間ではない それをご覧下さい
自分の生命が終末を迎える時、私は何を思うだろう。 かつて憎んだ人間を思い出すのだろうか。 それなら、余りにも寂しい。 この作品の主人公は、憎んでも良い、と思う人間に感謝をしている。 最期は穏やかな気持ちで、ということだろうか。 最期に人を憎むのは、哀し過ぎる。 たとえ自分を傷付けた人間でも、良い思い出を贈ってくれたのなら、感謝する、という主人公が輝いて見えた。 自分も最期には誰かに感謝して逝きたい、と思わされる作品だった。