純粋な小悪魔
第一章
はじめまして
私は5歳の男の子を育てている
シンママ。名前はまお。25歳。
子供はやまと。
やまとが0歳児の時にはすでに離婚していて、がむしゃらに働いてきた。
ある日職を失い、とりあえずとして
登録した派遣会社で働くことに。
派遣先は塗装工場。
結構体力には自信があったけど
男社会で働くのは初めてだったから
緊張しながらの初日。
7月29日だった。
暑い暑い日差しの中、長袖の作業着はきつかった…笑
立ってるだけで汗が滝のように流れるし、私やっていけるのかな…
それが正直な感想。
同じ部署の人は3人いた。
山本さん(男性)32歳
古賀さん(男性)42歳
小林さん(パートの女性)31歳
これから宜しくお願いします!!
みたいな、ちゃんとした挨拶をする時間を設けることなく、課長に案内され現場に行くと、忙しそうに作業する3人の姿。
頼んだよ!!と言い残して去って行く課長…
いやいや待ってよー笑
と私がキョロキョロしながら戸惑っていると、ちょっと好青年な雰囲気の男の人が「そこのおっちゃんとペアになってー」と急に指示出してきた。
この人がこの部署でリーダーの山本さん。
おっちゃんというのが古賀さん(笑)
古賀さんはちょっと阿部寛似で強面だなという印象。
山本さんと小林さんはペアで作業していた。
小林さんはサバサバしてそうで男勝りな印象。
ショートカットで、女意識してません!!って感じかな。