純粋な小悪魔
仕事内容
作業は主に、塗装された製品がラインで流れてくる。→私の部署は最後の工程で、流れてきた製品を抱えて台に降ろす。→少し冷やしたあとゴミなどが入らないよう養生テープを貼り付ける。→また抱えてパレッドまで運ぶ。→パレッドに積み終わったらラップをぐるぐる巻く。
他にもいろいろあるが、だいたいはこんな感じ。
最初は小林さんが一からいろいろ教えてくれた。
メモを用意してた私は小林さんが言う事はとりあえず全部メモした。
専門用語が多すぎて聞き取れない。
それでも必死にメモをした。
あっという間に昼休み…
昼御飯は、男の人達とは別室で、事務の女の人達と小林さんと私だけだった。
なんか安心。
男の人達があんなに大勢いると、威圧感すごくて緊張するし。
弁当を食べ終えて、喫煙者の私は外に喫煙の場所があると聞いて行ってみた。
遠くの方から笑い声が聞こえてきて、きっとあそこら辺だ!と思いたどり着くと
当然男の群れだった(笑)
あー入るの気まずいなー…
てゆーか女で喫煙者は私だけか…
小声で「おじゃましまぁす…」
しーん…
ヤバイ…こいつ初日でよくこの輪に入れたな!とか思われてるんだ…
女がタバコ吸うな!とか思われてるんだ…
正直一瞬の空気の重たさに泣きそうだった。
さっきまで笑ってたのに、どーして喋らなくなるんだろ。
すると「ぐっさん来た瞬間みんな恥ずかしがってんじゃねーよ!!(笑)」
え!?え!?
その声は…
いた!(笑)
大勢いるし緊張で周り見えてなかったけど、山本さんも喫煙者だったみたい!
てゆーか、この人なんか不思議。
口調は軽いし、馴れ馴れしいけど、この人の一言で緊張がほぐれるんだよなー。
実はいい人なのかも。
周りの喫煙メンバーも
「いや、女の子おったら俺らの会話ゲスいから引くっしょ!!」
と喋りだして、なんだそうゆう意味の沈黙かーと納得。
ま「あ、私の事はお気になさらず話してて大丈夫ですぅ…(苦笑)」
山「ぐっさん敬語使いなれてないやろ(笑)」
ま「そんな事ないですよ!使いなれてます!」
山「使いなれてますって(笑)変な子」
ま「変な子だなんて、おこがましいです」
山「ほめてねーし(笑)」
みんな爆笑www
あーよかった。
変な人呼ばわりされたけどなんとか輪に入れた気がする。