殺戮都市
ー数日前ー
帰り支度をして、次々と教室から出て行くクラスメイト達。
中間テストも終わり、解放感に満ちた表情で帰る皆を見ながら、俺は携帯電話を取り出した。
買ってもらったばかりの、スマートフォンタイプの携帯電話。
テスト中にポケットの中で震えて、何だったのかと確認する為に。
「えっと……メールか?」
アイコンの上に、赤丸の中に1と数字があるからこれに間違いないだろう。
まだ慣れない手つきで、反応しにくい画面を軽く何度もつついてみる。
やっと反応して、受信メールを開くと、そこには知らない宛先からのメール。
『参加者募集!今すぐ登録して、無料でレアアイテムをゲット!』
そう書かれた文章の下に、URLが添付されている。
何だ、ゲームの招待か。
にしても、知らないアドレスから来るなんて。
元々ゲームは嫌いじゃない。
どんなゲームなのか見てみて、つまらなければ消してしまえば良いか。
そんな事を考えて、俺はそのURLに触れてみた。
「あれ?真治まだ帰らないの?遊びに行くって約束したのに」
そんな俺に近付いて声を掛けたのは中川理沙。
中学校からの同級生で、俺の彼女だ。
帰り支度をして、次々と教室から出て行くクラスメイト達。
中間テストも終わり、解放感に満ちた表情で帰る皆を見ながら、俺は携帯電話を取り出した。
買ってもらったばかりの、スマートフォンタイプの携帯電話。
テスト中にポケットの中で震えて、何だったのかと確認する為に。
「えっと……メールか?」
アイコンの上に、赤丸の中に1と数字があるからこれに間違いないだろう。
まだ慣れない手つきで、反応しにくい画面を軽く何度もつついてみる。
やっと反応して、受信メールを開くと、そこには知らない宛先からのメール。
『参加者募集!今すぐ登録して、無料でレアアイテムをゲット!』
そう書かれた文章の下に、URLが添付されている。
何だ、ゲームの招待か。
にしても、知らないアドレスから来るなんて。
元々ゲームは嫌いじゃない。
どんなゲームなのか見てみて、つまらなければ消してしまえば良いか。
そんな事を考えて、俺はそのURLに触れてみた。
「あれ?真治まだ帰らないの?遊びに行くって約束したのに」
そんな俺に近付いて声を掛けたのは中川理沙。
中学校からの同級生で、俺の彼女だ。