色のない世界
質問ありますか?
一週間後、私は琉の所へ遊びに行った。
知り合ったばかりだし、そんなに親しいわけじゃなかったけど、何故か無性に会いたくなった。
多分、あまり知らないからこそ話しやすかったんだと思う。
中庭を抜けて病院に向かった。
すると
「おいっ!」
と頭上から声がした。
声の方を見ると窓から琉の顔が見えた。
「ふぁっ?!」
「…ぶはっ」
「…何で笑ってんの?」
「いや、声からして、今物凄くアホ面なんだろうなと思ってさ」
驚いて出た私の声が、ツボだったらしい…。
笑ってくれるのはいいけど理由がねぇ…。
どうなの?
見てないのに顔までアホ面って断言までされて…
年頃の女の子にしてみたらやっぱり複雑よね。
.
知り合ったばかりだし、そんなに親しいわけじゃなかったけど、何故か無性に会いたくなった。
多分、あまり知らないからこそ話しやすかったんだと思う。
中庭を抜けて病院に向かった。
すると
「おいっ!」
と頭上から声がした。
声の方を見ると窓から琉の顔が見えた。
「ふぁっ?!」
「…ぶはっ」
「…何で笑ってんの?」
「いや、声からして、今物凄くアホ面なんだろうなと思ってさ」
驚いて出た私の声が、ツボだったらしい…。
笑ってくれるのはいいけど理由がねぇ…。
どうなの?
見てないのに顔までアホ面って断言までされて…
年頃の女の子にしてみたらやっぱり複雑よね。
.