色のない世界
そして、ふうっとため息をついた。心配していた中身は、ちゃんとあったようで
「よかった〜。無事だ〜」
と満面の笑みを浮かべた。
それから、こちらを見て
「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
「いや、あの…頭上げてください」
「いえ、お礼はきちんと言わないと!」
「はは…」
「…はっ!時間がない!
お礼にご飯でもご馳走したいんだけど、締め切りに間に合いそうにないから、後日改めて!じゃっ!」
そう言って、走りだした。
悪い人ではないみたいだけど、何だったんだろう…
.
「よかった〜。無事だ〜」
と満面の笑みを浮かべた。
それから、こちらを見て
「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
「いや、あの…頭上げてください」
「いえ、お礼はきちんと言わないと!」
「はは…」
「…はっ!時間がない!
お礼にご飯でもご馳走したいんだけど、締め切りに間に合いそうにないから、後日改めて!じゃっ!」
そう言って、走りだした。
悪い人ではないみたいだけど、何だったんだろう…
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