色のない世界
「友香ちゃん、どうしたの?」

「先に車出してください」

「えっ、うん…」

車は走り出した。

「もう、どうしたの?じゃないですよ!この前、ここで囲まれた事忘れたんですか?!」

「あっ…そうだったねぇ。あはははは」

「あはははって…」

「友香ちゃんよく覚えてたね〜。俺、自分の事なのに忘れてた」

「はぁぁあ」

どうも、この人と居ると調子が狂う。


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