色のない世界
「あの…」

「何?」

「浅井さんって、有名な作家さんなんですね」

「何?何?いきなり〜?おだてても何にもでないよ?」

「いや、この前学校に来たじゃないですか?あの次の日、浅井さんとはどういう関係なのかって聞かれて大変だったんですよ!」

「あっ、そうなの〜?そりゃ、悪い事したね〜」

「それで私調べたんですけど、浅井さんの作品…背中だけ映像化されてないのは何でですか?」

「随分、はっきり聞くね。」

浅井さんは笑いながら言った。


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