色のない世界
「理由はね、単にしてほしくなかったから」

「えっ、その駄々っ子みたいな答えなんですか?」

「駄々っ子って…
まぁ、そうかもね。宗一郎さんは宗一郎さんでしかないから…
他の人が演じても意味がない。
それに何か映像化する事によって、宗一郎さんが汚される気がするんだよね」


うまくは言えないけど、言いたい事は分かる気がする。

おじいちゃん…

そんな風に思ってくれる人が居てよかったね。


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