恋バナ
『これ、美味しいでしょう?』




OLらしき女の人が、ストレートの肩までの髪を耳にかけながら、
向かいに座っている男の人に、さっきからしきりに料理を勧めては

食べる。


間違いなく、痩せの大食いの部類だ。

ウェイターが、空のグラスを見つけて注ぎに行く。


『あぁ、あとね~、生ハムと…、タカシ君何食べるっ?』

ウェイターの顔を見もせず、おもむろにオーダーし始めた。



えっ、まだ食べるの?


テーブルにはさっきまで、サラダから始まって、・スープ
・魚料理
・肉料理
・パン
・カルパッチョらしきものが乗っていた!


それも彼女が食べていたものだけで。
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