虚像の教室
「な、なんだよ、この命令…不可能だ…」
小山は絶望した。小山はかなりのアイドルオタクで、体系も太っていて、背も小さかった。に対して、明石さんは男子の人気ランキング一位に君臨するほどの美貌を持っていた。
実はこの2人は3ヶ月前に一悶着あったのだ。小山が明石さんをストーカーしていたのがバレてしまい、小山には学校から明石への接近禁止令がでていたのだ。
「うそ…唇切除なんて、絶対やだ!でも、キスなんて…しかも、本当にしたくなってからでないといけないなんて…」
正直この命令は不可能といっていい、必ずどちらかが唇を失うことになる。

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