貴方の声が聴きたくて~Your Song~
「兄さん、煩い。どうしたの?」

耳を抑えた翔太さんが聞いた


「蒼生ちゃん、学校は!?」


・・・・学校、か

行かないと迷惑かけるよね、、


「大丈夫、ですよ。午後から行きます!」

ヘラりと笑った


「ん、そっか。じゃあ、1時ぐらいに学校に送るね」


頬を少しかきながら翔太さんが言った


「ええ!?大丈夫ですよ!」

そんな迷惑かけれないよ!


「じゃ、俺が行こっか?俺、今日フリーだから。翔太は仕事あんだろ?」


「あ、そうだった。蒼生ごめんね。」


「や、あの。大丈夫ですって!」


「蒼生、この家の場所分かんないでしょ?」


・・・・あ


「分かりま、せん」


「だろ?だから、翔太の変わりに俺が送るぜ☆」


あれ?なんだろ、今ちょっと翔さんにイラッとした

まぁ、いいか


「じゃあ、翔さんお願いします」

私はニコリと笑ってそう言った
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