フシギな片想い
話を聞いてくれて、私は私のままでいいんだよってそう言ってくれる気がする。
今も、バイト終わりで疲れてるのに、雨の中を探しに来てくれた。
その優しいに甘えてその場を誤魔化すのは簡単だけれど、このお腹の辺りに溜まるモヤモヤはいつ無くなるんだろう。
気が付かないを振りをしていたら、いつの間にか大きく膨れ上がってしまっていた。
自分でもコントロール出来ないくらいに・・・
痛い
苦しい
「・・・痛い」
ぐっとお腹を両手で抱えた。
鈍痛はいつの間にかがキリキリと引き裂くような激しい痛みに変わっていた。
「お腹が痛い・・・」
両手を抑えたまま、だらりと体の力が抜けていく。
真央が驚き、私の肩の辺りを揺すった。
「おい、どうした?大丈夫か?美雨!」
真央が私を呼ぶ声が最後に聞こえた。