心の声

エレベーターのドアが開いた

さっきは気づかなかったけれど

遠くに灯りが見えた

「上川真唯さん」

はい・・

「さきほどと違い

怖がっていませんね」


おかあさんのガンが消えたの

奇蹟よ

もしも、あなたの力で

消えたのなら

お礼を言わなきゃ・・

そう思って、ここに来たの

真唯はしっかりと話した
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