心の声

「みんな、どうもありがとうね

真唯やありがとうね」

まぎれもない

おばあちゃんの声だった

やさしい生きてる時、そのままだった

(真唯ともお別れか・・

この子はいい子だった

私が死ぬまでに

この子に何か残してやりたいな)


おばあちゃん!

あの日、おばあちゃんには

何も知らせていなかったのに

おばあちゃん、自分の死期を

覚悟していたんだ・・


< 29 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop