心の声

「どうぞ、私の手に

おつかまりください」


いやよ!

灯りをつけて!


「大丈夫と言ったはずです

さあ、おつかまりください」


真唯は

頭の中で

もしも、手なんかを差し出したら

とんでもないものに

さわってしまう気がして

断固、拒否した

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