君の隣で…












「はぁ…」
私は桜を見上げて大きくため息をついた






「おっはよー!みずなちゃん」




私の肩を力強く叩くこの女の子は親友の松木真美









「痛いよ、どこからそんな力でるわけ?」
苦笑い気味で問いかけた。






「だって朝からため息とかさ、綺麗な桜に失礼だぞー」







真美は少し強い口調で私に言った







「今日から高校生なんだし沢山青春しなきゃね☆」










「はいはい。」








真美は小学二年生の時にこの町に転校してきてそれからの親友だから8年も一緒だ









私よりも背が高くて細くておまけに色白だし、いつも一緒だからいい意味で苦労もした。








でも辛いときには一緒になって泣いてくれる大切なあたしの親友








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