「おもちゃ」の恋～新しい日々～

「に、兄さん！記念にプリクラ
撮ってもらえませんか？」



「うん、いいよ」



･･･はい?今なんておっしゃいました?



「俺、良く分かんないから機械選んで？」



撮って頂けるんですね?



･･･兄さん。嬉しさのあまりに泣きそうです



「これ、入りましょうか」



誘っておきながら私が緊張してきた



「ここは、私が出します!
笑ってくださいね？」



落書きの時間も緊張して手が震える



もう撮り終わったのに･･･



なんだろ。この緊張感･･･



「お待たせしました。これ
兄さんの分です」



多く渡しても迷惑かなって思ったから



兄さんには少なく渡した



「さ、親さんに今から帰るって
メールいれるんだよ？」



兄さんに言われた通り



私は親にメールを入れて



兄さんの車に乗った