鎖恋-僕たちクズですー
クリスマスに泣く・・・
「うん」とうなずいてから
なんでこんなに毎日が慌ただしいのか・・・そしてクリスマスはあっという間にやってきた。
真奈とはあえてクリスマスの話はしなかった。
真奈は東京での生活をなんとなく楽しんでいるようで・・・
洋服の好みも変わったようだ。
「お♡可愛いじゃん」
すっかり東京のお姉さま風に変わっていく真奈
ミニスカートに生足をやめ
今は清楚なフレアスカートに黒の透け感あるパンストを履いていた。
「んで?バイトは何してるの?」
「うーーんと。そのうち言うね。」真奈は最近そういって僕をはぐらかす
でも、その身なりからして、事務のバイトでもしているのか?という感じで
僕はひとり納得していた。
「そうそう・・・今晩遅くなるからな。」
「うんうん・・・私も・・・」
妙なタイミングで意見が一致してしまった。
「じゃあ・・・良いクリスマスを・・・ばぁ~い♡」真奈は先に玄関を飛び出した。
僕はまもるとクリスマスパーティーに行く準備をする。
「どうか・・・どうか・・・好みの女性が来ますように」
こんな日に来る女性なんて、彼氏ナシ?彼氏欲しさだよな・・・?
いろんな期待と少しの不安で僕は複雑だった。