鎖恋-僕たちクズですー
夕方4時を回ると・・私はちょっと冷静さを取り戻した。

携帯の着信は10件を超えていた。

店からの催促。「今日の出勤はどうでしょう?」

「ふん・・・。」そう思っていても不思議と準備している自分。

ゆうには内緒で自ら飛び込んだ世界。

一晩でいったいいくら稼げるというのか・・?

地味に事務職をしていた私にとっては・・刺激的だった。

こんなに男性にちやほやされることなんてもうないかも・・

でも・・・本当は違った。

私がここまで飛び込めるのも恋の失敗のせい。

「クズね・・私・・」何度もそう言い聞かせてきた。

「男なんて・・・」そう私の怒りは

私を破壊させる勢いなのかも。



「ゆう・・。仕事行くね。 真奈」



私は置手紙をテーブルに置いて

夜の街へと飛び出した。

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