☆You☆
悠
私が あなたの名前を そう呼んでから
昔のふたりより
前のふたりより
もっともっと お互いを求めあう気持ちが
深くなった
「尚 髪の毛 どーしたの」
悠太は 驚くような目で 改札越しに
私の頭を撫でて言った
私は 照れくさくて 改札を出ながら
うん それだけ言った
改札口を出ると
「俺 この尚が一番好き マジ可愛い」
悠太は 混みあう駅のなかでも
他の知らない高校生たちが
いても
私のことを抱きしめて 好きだと
言ってくれる
あなたの まっすぐな愛に
あなたのストレートな表現に
私の素直な言葉で
全身で あなたのその愛に答えたい
「悠 ありがとう 嬉しい」
私も 悠太の胸に おでこをつけて
あなたに答えた
あなたの そのストレートな愛は
私の恋を どんどん変えていく
あなたのその まっすぐな愛が
尚 俺だけを見て
いつも 私には そう聞こえた