☆You☆

あの日の小学校の帰り道の
公園と同じ


公園に着くと

悠太は 水道の水を飲んでいた


私は あの頃と同じように

あなたのところまで走った



悠太は 私の足音に気がついて

私の方を見た


息を切らしながら 悠

私が そう呼ぶと


「あの日 尚を抱きしめられなかった分」



そう言って 悠太は私を抱きしめた



悠太は 私にキスをして

私の頭を撫でながら


「尚 今日は 転ばなくて安心した」


小学校のあの日のことを
思い出しながら 大人になったふたりで



この思い出の公園で大笑いした



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