☆You☆

あの日の記憶


母のいるリビング

でも 私の目には 遠い遠い記憶の

場面しか見えない


あの日

悠太と公園の水道で


あなたと婚姻届を書いた


そして 一度自宅に戻って

悠太がタクシーで 私の家に到着した


玄関で 父と母に見送られ

私たちは 新幹線の駅に向かう途中

婚姻届を提出しに 市内の市役所に

向かっていた

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