☆You☆


腕時計をずっと 嬉しそうに
みつめて触る悠太に






私は 初めて 悠太を そう呼んだ



すごく 恥ずかしかったけど
悠太の事を そう 呼びたくて



顔を見ながら 呼べない私は
悠太の背中に おでこをつけて呼んだ


悠ちゃん から 悠 への

その一歩は




愛しいあなたを もっともっと

自分のものにしたいと

思う気持ち

そして 愛しいあなたに
もっと もっと 近づきたかったから



悠太は いつも そんな私の心を

私の気持ちを

全身で受け止めて

私の愛に答えてくれる




「尚 これから いつも そう呼んで」



悠太は 私の肩に手をまわして

私の耳にそっと唇を触れて

私の髪のクリップをそっと

はずした



本当に 愛しくて 愛しくて

あなたの愛を全部
自分だけのものにしたくて

呼んだ 悠ちゃんから 悠


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