☆You☆
尚 愛してる
あなたの私を呼ぶ声は
いつも私の心を
夏の日のソフトクリームみたいに
トロトロと溶かしていく
甘く ささやくように私に触れる
その手も唇も
私だけのもの
悠
私が そう呼ぶ度に
あなたは 私をみつめて
私の頬にそっと触れて 甘いキスをする
尚 愛してる たくさん愛してる
あなたのその声に
導かれるように
私は あなたのその からだの
中に 落ちてゆく
あなたのそのあたたかい腕に
抱かれながら
私は ずっとずっと 愛しいあなたの
名前を呼んだ
私の耳に触れる
あなたのその手の腕時計の
針の音とともに
深くて 甘い 時間の中に
ふたりで 落ちていった