☆You☆
両親が出掛けた ふたりだけの部屋
その日初めて 私の部屋で
いつも 私が 悠太を思いながら
深い眠りにつくベット
悠太の 尚 愛してる が
いつもより 小さな声で
私の耳元で ささやく
私も悠太の顔を見て
誰にも聞こえないように
愛しい目の前に映るあなただけに
聞こえる声で
悠 愛してる と ささやく
あなたの肩に そっと手を触れて
伝わる あなたの体温を感じながら
私は あなたの愛に包まれていく
悠太は 私の手を取り
私の左手の薬指に そっとキスをした
悠太がくれた指輪が
初めて朝帰りした日の
小学校のジャングルジムのうえで
見た
たくさんの星空みたいに
私の指の上で
キラキラ光っていた