♡恋愛法則♡
ご飯を食べても、大人は大人でいろいろ話してて意味が分からない。



「いいじゃんか、このさい!」

「まーだ、花梨はあげませ~ん」

「玲斗クン可愛いわあ~っ。こんど雑誌でない?」

「あら玲斗出させてもらいましょうか~ウフフ♪」


みんな可笑しい。


入っていけない。

玲斗クンは―・・・。


「花梨ちゃん。あっちにキレイな花がいっぱい咲いてるんだ。」


「見にいこうよ」


彼はあたしの手をとって近くにある川原のほうに連れてく。




それは本当に楽しかった。

いろんな道を通って。

いろんなものを見た。

いつもの作られたものじゃなくて


本当に普通の物をみた。



「ねぇ、玲斗クン花畑はどこ?」


一面の草の原。


「・・・ぷっ。うはっ・。うははは」


いきなり笑い出す彼。

よくついていけないあたし。


「お前ばっかじゃねーの?今冬だぜ?ふ・ゆ!花なんてあるわけねぇーじゃん」


まんまと騙された。

小さかったあたしは騙されたことが悔しくて悔しくて。



涙が出た。






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