マリーゴールド【短編】
3
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そんな回想をしながらリズムよく包丁をまな板に落とす。
一通りオムライスを作り終え、食後のデザートを簡単に作ってからお皿を運んだ。
「アズサ、できたよ。」
「んー。」
料理に集中しすぎて気にしてなかったけどソファーで寝てたらしい。
ちゃんとブランケットを掛けて。
手伝って欲しかった。
「ピーマンは?」
「もちろん入れました。」
起きて早々、ピーマンかい。
そんなに名前出すなら毎日だしてあげよっか?