マリーゴールド【短編】
4
「そう!!今、温めるね!!」
「んや。温めなくていい。後でユズを食べるから。」
はい?
「数時間後のお楽しみだよ。」
ニヤリと笑うアズサ。
こいつ…絶対性格変わった!!
この数日で、数時間で変わった!!
「ほら、立って。」
手を引っ張られ勢いでアズサに抱きつく形となる。
「もう一度…俺の事どーおもう?」
こいつッ!!
「言ったじゃん!!」
「もう1回聞きたい。」
ギュッとアズサの腕が私の腰に巻き付く。
密着しすぎだ!