しわくちゃになったら、会いに行きます。2


 そう言って、朱里は自分の眉根を指で押さえた。


 ……そうだったのか。


 自分じゃ気付かないもんだな。




 「なに考えてたのかは、あ・え・て聞かないけど、


 せっかくなんだから、もう少し楽しい顔してよ~」




 ぢゅー、と音を立ててラテを飲み干した朱里。


 あえてをかなり強調するんだな……。


 本当は聞きたくてしょうがないんだろうな。




 「なぁ朱里。楽しい顔ってどんなの?」


< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

しわくちゃになったら、会いに行きます。

総文字数/50,700

恋愛(キケン・ダーク)211ページ

表紙を見る
泡沫幻夢-ウタカタ-

総文字数/2,623

恋愛(その他)11ページ

表紙を見る
紫陽花と君の笑顔

総文字数/9,746

恋愛(その他)24ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop