扉の向こうのパラダイス
俺は視線は、カズオ君のペニスに釘付けとなった。

「でっけー!」

思わず顔を上下させ、股間とカズオ君の顔を見比べる。

「恥ずかしいな。そんなに見ないで下さいよ。
それよりもユージさんのも見せてよ。約束でしょう?」

いやいや俺のは・・・

はっとした。
カチカチに硬くなっていたからだ。

「わー、ユージさん、元気だー!」

自分でも訳が分からなかった。

何で俺、勃起してんの?
それもこんなに硬く?

再びカズオ君の顔が近づいてきた。

さっきよりも抵抗なく、そのキスを受け止めた。

女性とのキスとはまったく違う。
まさに「吸い付く」といった感じだ。
タコやイカ、軟体動物の吸盤が貼りつくようにして、俺の唇とカズオ君の唇が下を絡めながら重なりあう。

腹に硬いものがあたるので、ちらっと下を見ると、カズオ君のペニスも硬く勃起していた。
500mlのペットボトル程の、それはそれは大きなペニスだった。
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